专利摘要:
封止筒部のバルブドアは、第1および第2の表面を有する蓋と、蓋を作動機構に接続する接続手段とを備えている。接続手段は、蓋を閉鎖位置方向に付勢するために、作動機構からの力を第1の蓋表面の一部分全体に分散させる。力指向部材が、第1の蓋表面に取り付けられている。力指向部材は、蓋表面の一部分全体にわたって接続手段からの力を分散し、それによって、確実な封止を維持し、蓋の撓みを低減する。
公开号:JP2011515252A
申请号:JP2011501867
申请日:2009-02-27
公开日:2011-05-19
发明作者:ダニエル・レネッカー;ラス・ヴァンダーフーフ
申请人:サンフォード エル.ピー.;
IPC主号:B43K5-17
专利说明:

[0001] 本開示は一般に格納式用具に関し、より具体的には、力指向構成部品を備えたバルブドアを有するキャッププレスの格納式筆記用具に関する。]
背景技術

[0002] キャップレスの格納式筆記用具の一例が、米国特許第5,048,990号明細書で示されており、その内容は参照により本明細書に組み入れられるものとする。このキャップレスの筆記用具は、ペン先を有する筆記部材を含んでいる。筆記部材は、筆記用具本体の内側に配置される封止筒部に収容されている。封止筒部の端部開口を閉じるための封止カバーが、封止筒部の前端部近くの封止筒部上に配置されている。筆記部材移動機構が、筆記部材を前方に動かし、ペン先が筆記用具本体の正面を通って突出した状態で、筆記部材を筆記位置で固定する。移動機構は、筆記部材を封止カバーに接続する紐状の部材を含んでおり、筆記部材が格納された後には、封止カバーが後方へ引っ張られて封止筒部と接触し、これによりペン先が乾燥するのを防ぐ。従来技術によるキャップレスの筆記用具は、比較的小さなペン先で良好に機能している。しかし、従来技術による設計は、比較的大きなペン先、例えば、乾式消去マーカーなど集団に情報を伝達することを意図したマーカー、および他の同様の大きさのマーカーを形成するために用いられるペン先には、封止カバーが大きな直径の開口を十分には封止しないため、特に良く適しているわけではない。]
先行技術

[0003] 米国特許第5,048,990号明細書]
課題を解決するための手段

[0004] 格納式マーカーのバルブドアは、第1および第2の表面を有する蓋と、その蓋を作動機構と接続するための接続手段とを備えている。接続手段は、蓋を閉位置方向に付勢するために、作動機構からの力を第1の蓋表面の一部分全体にわたって分散するように適合されている。力指向部材が第1の蓋表面に取り付けられる。力指向部材は、接続手段からの力を蓋表面の一部分にわたって分散し、それによって確実な封止を維持し、蓋の撓みを低減するように適合されている。]
[0005] 格納式の筆記用具は、先端を有する筆記部材と、筆記部材を実質的に取り囲む封止筒部とを備えている。封止筒部は、開口端部を有する。移動機構が、先端が封止筒部内に配置された格納位置から、先端が開口端部を通って封止筒部の外側に延びる伸長位置まで、筆記部材を移動させる。蓋が、開口端部で封止筒部にヒンジ式に取り付けられている。蓋は、蓋が封止筒部の開口端部を露出する開位置と、蓋が封止筒部の開口端部を覆う閉位置との間で移動することができる。蓋は、封止筒部の開口端部と対向する蓋表面に配置された、力指向部材を含んでいる。接続手段が移動機構と蓋に取り付けられている。接続手段は、力指向部材と接触している。力指向部材は、接続手段が、第1の蓋表面の少なくとも一部分にわたって、第1の蓋表面と接触するのを防いでいる。]
[0006] 格納式の筆記用具は、先端を有する筆記部材を備えている。筆記部材は、筆記用具本体内に配置されている。封止筒部が筆記用具本体内に配置されている。封止筒部は、先端を含む筆記部材の一部を取り囲み、開口端部を有する。蓋が、封止筒部の開口端部を選択的に封止または露出する。移動機構が、筆記用具本体と筆記部材との間に配置されている。移動機構は、先端が封止筒部内に配置される格納位置と、先端が封止筒部の開口端部を通って封止筒部の外側に突出する伸長位置との間で筆記部材を移動させる。接続手段が、蓋を移動機構に接続している。接続手段は、移動機構が生成した力を、蓋の片側の少なくとも一部分全体にわたって加え、それによって、蓋を閉位置方向に付勢し、この閉位置では蓋が封止筒部の開口端部を封止する。蓋は、蓋と接続手段との間に位置付けられた1組のリブを含んでいる。リブは、接続手段の一部を、封止筒部より遠位にある蓋表面の一部分より上に持ち上げる。1組のリブは、接続手段からの力を、封止筒部より遠位にある蓋表面の一部分全体にわたって加え、それゆえ、蓋が閉位置にあるときの蓋の撓みを低減し、これによりインクの蒸発を減らす。]
[0007] 以下に、本開示に基づいて構成された筆記用具の例示的な態様および特徴を、図面を用いてより詳細に記載および説明する。]
図面の簡単な説明

[0008] 図1は、本開示の教示に基づいて一般に構成されたキャップレスマーカーの断面図であり、マーカーは、閉位置にある封止ドアを有している。
図2は、開位置にある封止ドアを有する、図1のキャップレスマーカーの断面図である。
図3は、図1のキャップレスマーカーのバルブ筒部と接続手段の一部の斜視図である。
図4は、従来技術によるバルブドアの上面図である。
図5は、従来技術によるバルブドアの別の実施形態の斜視図である。
図6Aは、蓋が一部開位置にある状態の、本開示の教示に基づいて構成された、蓋および封止筒部の斜視図である。
図6Bは、蓋が完全に開位置にある状態の、本開示の教示に基づいて構成された、蓋および封止筒部の斜視図である。
図6Cは、接続手段の保持機構が取り除かれた状態の、図6Aおよび図6Bの蓋の斜視図である。
図7は、本開示の教示に基づいて構成された蓋の第1の代替実施形態の斜視図である。
図8は、本開示の教示に基づいて構成された蓋の第2の実施形態の斜視図である。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6A 図6B 図6C 図7 図8
実施例

[0009] 図1および図2には、本開示の教示に基づいて一般に構成された筆記用具が示されている。筆記用具は、封止筒部3を収容する本体1を含んでいる。筆記部材8は、一部が、封止筒部3内に配置されている。筆記部材8は、封止筒部3の開口を通って移動可能なペン先8cを含んでいる(図1は、格納位置における筆記用具を図示し、図2は、伸長位置における筆記用具を図示している)。本体には空気孔8aが設けられている。空気孔8aによって、封止筒部内の圧力を均一にすることができる。ペン先8cが格納されているときは、封止カバー4が、封止筒部3の開口端部を閉鎖する。紐などの接続手段15が、筆記部材8を封止カバー4に接続する。接続手段15は可撓性であっても半剛性であってもよい。半剛性の接続手段は、曲げ運動を予測可能な態様で位置付け、方向付ける幾何学的な機構を含んでもよい。筆記部材8が封止筒部3に格納されると、接続手段15は、張力を受けて、封止カバー4を閉位置に引き込み、ペン先8cが乾燥するのを防ぐ。] 図1 図2
[0010] 封止筒部3は溝22を含んでもよく(図3)、接続手段15がこの溝を通り、保持される。封止筒部3の上部24は、封止カバー4によって選択的に封止される開口を含んでいる。封止カバー4は、ヒンジ28によって封止筒部3に接続されている。ヒンジ28は、典型的には、リビングヒンジであり、封止筒部3と封止カバー4と一体成形されている。] 図3
[0011] 従来技術による封止カバー4は、封止カバー4の外側(すなわち上)面に形成された溝32を含んでいることが多い(図4)。溝32は、封止カバー4を横切って、接続手段15を位置付け、安定化させ、接続手段15が封止カバー4から滑り落ちるのを防いでいる。しかし、溝32は、封止カバー4に対して接続手段15を持ち上げない。溝32は、封止カバー4を横切る接続手段15の方向とほぼ平行な方向に向いている機構を含んでいる。] 図4
[0012] 典型的には、封止カバー4は、1つには、封止筒部3内の溶剤蒸気圧により、閉位置において内圧を受けている。封止カバー4が閉位置にあるときは、接続手段15からの力が内圧に対抗しており、これにより、封止カバー4と封止筒部3との間に封止を形成する。封止カバー4と封止筒部3との間の封止によって、筆記システム内の早期の溶剤損失が防がれ、または減少し、それによって、組立体を実質的に封止することによって、筆記用具の乾燥を軽減する。]
[0013] 本発明者らは、従来技術による封止カバー4(例えば、図4で示されている封止カバー4)が、封止カバー4の直径、封止カバー4を形成するのに用いられる材料、接続手段15が封止カバー4に加える力、および/または封止筒部3の内部から封止カバー4に加わる内圧などによって、閉位置で変形し始めることが多いことに気付いた。このような封止カバーの変形は、封止カバー4と封止筒部3との間の境界面に漏洩を生じる可能性があり、それによって、封止カバー4と封止筒部3との間に封止が形成されているにもかかわらず、ペン先の早期乾燥を引き起こす。] 図4
[0014] 次に図5に移ると、別の従来技術による封止カバー4が閉位置で示されている。本発明者らは、図4および5で示された従来技術による封止カバー4が、時間とともに、封止カバー4の湾曲または弓状変形によって、変位することに気付いた。これらの変位は、接続手段15によって封止カバー4の頂部に加わる負荷、および封止カバー4の底部に加わる内部の溶剤蒸気圧などによると考えられる。理論に拘束されることを意図するものではないが、接続手段15の線形の特質(linearnature)によって、封止カバー4が下向きに、封止筒部3内に向かって、接続手段15に隣接して、湾曲または変形する(これ以降、「負の変位」と称す)ことが多いと考えられる。同様に、封止カバー4は、接続手段15より遠位の領域(すなわち、封止カバー4の正面34)において、封止筒部3から離れて上向きに撓む(これ以降、「正の変位」と称す)と考えられる。その結果、従来技術による封止カバー4は、封止カバー4の正面34の近傍で漏れることが多く、それによって、ペン先の早期乾燥を引き起こす。この課題は、封止カバー4と封止筒部3とが、より大きな筆記先端および/または他の比較的大きなサイズの用具を収容するためにより大きく作られている場合に、特に重大である。] 図4 図5
[0015] 図6Aおよび6Bで示されているように、本開示の教示に基づいて構成された格納式筆記用具の蓋104は、第1の(上)面150と、第2の(下)面152と、ヒンジ128とを含んでいる。ヒンジ128は、一体成形されたリビングヒンジ、または、参照により本明細書に組み入れられる米国特許出願第11/654,959号明細書に記載されているような2つの構成要素のリビングヒンジであってもよい。ヒンジ128は、蓋104を封止筒部103に接続する。封止筒部103は、単一の構成要素の封止筒部または2つの構成要素の封止筒部(例えば、米国特許出願第11/654,959号明細書に記載された封止筒部)であってもよい。接続手段(図示せず)が、蓋104の第1の表面150を横切って延びる。接続手段は、蓋104を作動または移動機構(図示せず)に接続する。作動機構は、封止筒部103の開口を通って、ペン先を外側に選択的に突き出し、作動中は、ペン先を内側方向に、封止筒部103内まで引き込む。あるいは、または上記に加えて、作動機構は、開位置から閉位置へ蓋104を移動させることができる。蓋104はまた、例えば、1組のリブ160などの力指向部材を含んでいる。図6Aおよび図6Bの実施形態では、リブ160は、互いに平行である。しかし、リブ160は、互いに平行に向いている必要はない。1組のリブ160は、接続手段を第1の表面150より上に持ち上げ、接続手段が生成する力を第1の表面150の一部分全体にわたって分散する。1組のリブ160のさらなる利点は、1組のリブ160が蓋104の構造的剛性を効果的に上げ得ることである。それゆえ、1組のリブ160は、接続手段の負荷を蓋104の中心に向かって分散し、かつ蓋104を強化することによって、閉位置での蓋104の正および負の撓みを両方とも低減する。] 図6A 図6B
[0016] 1組のリブ160は、プラスチックで形成されてもよく、例えば、接着剤、固定具、一体成形など任意の公知の手段によって、第1の表面150に取り付けられてもよい。リブ160は互いに平行でなくてもよいが、リブ160は、典型的には、互いにほぼ平行な方向に、例えば、ヒンジ128と蓋104の正面134との間の線に平行な方向に向いている。]
[0017] 1組のリブ160はそれぞれ、各リブ160を第1の表面150上で安定化させ、強化するために、典型的には、リブ160に対してほぼ垂直に向けられたガセット162(図6C)を含んでもよい。接続手段を中心に置き、保持するために、ブロックおよびチャネル164などの接続手段保持機構が、リブ160の間に配置されてもよい。接続手段保持機構164は、必要に応じて、蓋104およびリブ160とは異なる材料で形成されてもよい。例えば、接続手段保持機構は、接続手段からの力が接続手段保持機構164を通って蓋104へ伝達されなくてもよいので、エラストマーで形成されてもよい。それどころか、リブ160は、実質的に全ての力を方向付け、それゆえ、本質的に、唯一の力指向部材である。本実施形態では、各リブ160の上面が、接続手段保持機構164と第1の蓋表面150との間で隆起して位置してもよい。例えば、各リブ160の上面は、チャネルまたは接続手段保持機構164における他の保持要素の底部、溝とほぼ同じ高さに位置してもよい。接続手段保持機構164は、リブの力を方向付ける能力を最大限にする態様でリブ160と接触するように接続手段を位置付けながら、リブ160の上面を横切って接続手段が横方向に移動することを防ぐ。] 図6C
[0018] バルブ封止リング170が、封止筒部103上、例えば、封止筒部103の開口に近接した内側の環状表面上に配置されてもよい。蓋104が閉位置にあるときは、バルブ封止リング170は、蓋104の(第1の表面150と反対側の)第2の表面152と接触し、これにより、組立体を封止するのを補助できる。バルブ封止リング170は、封止筒部103と同じ材料で形成されてもよく(例えば、単一のショット成形工程)、または、封止筒部103とは異なる材料で形成されてもよい(例えば、米国特許出願第11/654,959号明細書に記載されているようなツーショット成形工程)。]
[0019] 接続手段からの力を蓋104の中心に向かって方向付けることによって、力指向体160が蓋104を予測可能な方法で変形させると考えられる。例えば、蓋104が変形すると、その変形が、中心から外側に負の方向で(すなわち、バルブ筒部内に向かって)放射状に広がる。さらに、負の変形が蓋104の外周に向かって指数関数的に減少しながら、最も大きな負の変形が、一般に、蓋104の中心近くで生じる。それゆえ、バルブ封止リング170は、その全周にわたって、特に、蓋104の正面134に隣接した領域にわたって、正の圧縮を受けてその位置を保つ。その結果、蓋104がバルブ封止リング170全体にわたって正圧力を維持することによって、閉位置にある場合は、蓋104は、インク溶剤の早期蒸発を低減する。]
[0020] リブ160の断面または幅は、蓋104の厚さと比較して相対的に小さい。それゆえ、相対的に小さなヒンジゲートにわたる大きな射出圧力低下のために、例えば、ひけマークまたは表面欠陥などの射出成形欠陥が著しく低減する。その結果、蓋104とバルブ封止リング170との間の完全な密閉性を低下させるであろう蓋104の欠陥が大きく低減する。]
[0021] 本開示の教示に基づいて構成および配置された蓋204に関する第2の代替実施形態が、図7で示されている。第2の実施形態では、力指向手段はブロック260の形態をしている。接続手段215が蓋204の第1の表面250を横切って、かつブロック260を横切って、延びている。それゆえ、ブロック260は、蓋204の第1の表面250より上に接続手段215を持ち上げ、接続手段214からの力を蓋204を通して、実質的には、バルブ封止リング170の直径の内側へ方向付ける(図6B)。ブロック260は、接続手段215をブロック内で保持するのを助けるために、溝、チャネルまたは同様の保持固定具(図示せず)を選択的に含んでもよい。他の実施形態におけるように、力指向構成部品260は、少なくとも第1の表面250の一部よりも上に接続手段を持ち上げ、接続手段215がバルブ組立体(図示せず)を開閉するために、ヒンジ228を横切って配置される。ブロック260は、プラスチックまたは任意の他の適切な材料でできていてもよい。ブロック260は、接着剤、固定具、一体成形(例えば、単一または2段ショット成形工程)など任意の公知の手段によって、第1の表面250に取り付けられてもよい。] 図6B 図7
[0022] 蓋304に関する第3の代替実施形態が図8で示されている。第3の実施形態では、架橋部380が、第1の蓋表面350上の2つのリブ360の間に設けられている。架橋部380は、蓋表面350を横切って接続手段315を位置付けおよび安定化させ、それによって、接続手段315を蓋304を横切って所望の向きで維持するために、溝またはチャネル382などの保持機構を選択的に含んでもよい。] 図8
[0023] さらに別の実施形態では、力指向体は、実質的に蓋の中心で位置付けられた単一の隆起構造物として設けられ、それによってタワーを形成してもよい。タワーは、蓋の頂部を横切って、および、封止体の直径の実質的に内側で、接続部材からの力を中央に分散する。]
[0024] さらに別の実施形態では、力指向部材は、蓋に取り付けられているのとは対照的に、接続部材に取り付けられてもよい。力指向部材が実質的にその中心にあるように、接続部材が蓋の頂部上に位置付けられている場合には、力指向部材は、蓋の頂部と接触し、それゆえ、伝達部材からの力を蓋の頂部にわたって、および封止体の直径の実質的に内側に分散する。]
[0025] 上記の各実施形態においては、力指向部材は、接続部材からの力を、蓋の中心に向かって再度方向付け、それゆえ、蓋が蓋の中心から内側にへこむまたは撓む原因となると考えられる。この撓みによって、封止筒部上のバルブ封止リング全体にわたり力がより均一に分散する。さらに、蓋を中心で撓ませることによって、漏洩の原因となり、それによって、格納式マーカーのインクシステムに支障を来たす可能性のある、非対称的な端部の撓みを防ぐ。]
[0026] 力指向体は、蓋を有する任意の用具で垂直に用いられてもよい。例えば、当業者には理解されるように、上記で説明したような力指向体を有するバルブドアが、例えば、蛍光ペン、マーカー、フェルトペン、ボールペンなどの種々の格納式筆記用具で用いられてもよい。筆記用具に加え、力指向体は、絵筆アプリケータ、修正液アプリケータ、メーキャップアプリケータ(例えば、マニキュアおよびマスカラアプリケータ)、香水アプリケータ、温度計、pH検出器、ナイフ、液体サンプリング装置および他の器具を含む多種多様な他の格納式用具に適用することもできる。この改良されたバルブドアは、比較的大きな筆記先端を有する格納式マーカーなどの筆記用具(このような用具は、本明細書で説明した力指向体構成部品を用いて達成される改良された封止から大きな利益を得るため)に特に有用である。一態様においては、この筆記用具は油性マーカーである。別の態様では、この筆記用具は、乾式消去マーカーである。]
[0027] 本明細書では、本開示の教示に基づいて、特定の力指向体について説明してきたが、本特許の範囲は上記に限定されない。むしろ、様々な好ましい実施形態に関連して本発明を示し、説明してきたが、上述の変更および修正に加えて特定の変更および修正がなされてもよいことは明らかである。本特許は、許容可能な均等物の範囲内に明らかに含まれる本開示の教示の全実施形態を包含する。例えば、力指向体は、本明細書で説明したように力を方向付けることができるのであれば、事実上、任意の形状および/または大きさを有してもよい。上記で要点を説明した原理から逸脱することなく、本発明の多くの他の変形形態が用いられてもよい。したがって、当業者であれば思い付くであろうあらゆる変形および修正を保護することを意図している。]
[0028] 1 本体
3封止筒部
4封止カバー
8筆記部材
8a空気孔
8cペン先
15接続手段
22 溝
24 (封止筒部3の)上部
28ヒンジ
32 溝
34 (封止カバーの)正面
103 封止筒部
104 蓋
128 ヒンジ
134 正面
150 第1の面
152 第2の面
160リブ
162ガセット
164接続手段保持機構
170 バルブ封止リング]
权利要求:

請求項1
第1の表面と第2の表面とを有する蓋と、前記蓋を作動機構と接続するための接続手段であり、前記接続手段は、前記作動機構から前記第1の蓋表面へ力を伝達するように適合された、接続手段と、前記第1の蓋表面に取り付けられた力指向部材であり、前記力指向部材は、前記接続手段が、前記第1の蓋表面の少なくとも一部分にわたって、前記第1の蓋表面と接触することを防ぎ、前記第1の蓋表面の一部分全体にわたって前記接続手段からの力を分散する、力指向部材と、を備えた、用具のバルブドア。
請求項2
前記蓋は円形の周囲を有する、請求項1に記載のバルブドア。
請求項3
前記力指向部材は、接着剤または固定具で前記第1の蓋表面に取り付けられているか、または前記蓋と一体成形されている、請求項1に記載のバルブドア。
請求項4
前記力指向部材は2つのリブを備え、前記2つのリブは互いに間隔を空け、前記第1の蓋表面の一部分より上に前記接続手段を持ち上げる、請求項1に記載のバルブドア。
請求項5
各リブはガセットを含む、請求項4に記載のバルブドア。
請求項6
架橋部が前記2つのリブを接続する、請求項4に記載のバルブドア。
請求項7
前記架橋部は、前記伝達部材を前記架橋部を横切るように位置付けるための保持機構を含む、請求項6に記載のバルブドア。
請求項8
前記各リブの上面は、前記保持機構と前記蓋との間に隆起して配置されている、請求項7に記載のバルブドア。
請求項9
前記2つのリブは、前記接続手段にほぼ垂直に向いている、請求項4に記載のバルブドア。
請求項10
各リブは、前記接続手段を前記第1の蓋表面を横切るように位置付けるためのチャネルを含んでいる、請求項4に記載のバルブドア。
請求項11
前記蓋を封止筒部に取り付けるように適合されたヒンジをさらに備えた、請求項1に記載のバルブドア。
請求項12
前記力指向部材は、この力指向部材が、前記接続手段が前記第1の蓋表面の少なくとも一部分にわたって前記第1の蓋表面と接触するのを防ぐように配置されている、請求項1に記載のバルブドア。
請求項13
前記接続手段は紐である、請求項1に記載のバルブドア。
請求項14
前記用具は、蛍光ペン、マーカー、フェルトペン、ボールペン、絵筆アプリケータ、修正液アプリケータ、メーキャップアプリケータ、香水アプリケータ、温度計、pH検出器、ナイフまたは液体サンプリング装置である、請求項1に記載のバルブドア。
請求項15
先端を有する筆記部材と、前記筆記部材を実質的に取り囲む封止筒部であり、前記封止筒部は開口端部を有している、封止筒部と、前記先端が前記封止筒部内に配置される収納位置から、前記先端が前記開口端部を通って前記封止筒部の外へ延びる伸長位置へと、前記筆記部材を移動させる移動機構と、前記開口端部で前記封止筒部にヒンジ式に取り付けられた蓋であり、前記蓋は、前記蓋が、前記封止筒部の前記開口端部を露出する開放位置から、前記蓋が、前記封止筒部の前記開口端部を覆う閉鎖位置へ移動可能であり、前記蓋は、前記封止筒部の前記開口端部と対向する蓋表面上に配置された力指向部材を含み、前記力指向部材は、前記接続手段が、前記第1の蓋表面の少なくとも一部分にわたって前記第1の蓋表面と接触するのを防ぐ、蓋と、前記移動機構と前記蓋に取り付けられた接続手段であり、前記接続手段は、前記力指向部材と接触している、接続手段と、を備えた、格納式筆記用具。
請求項16
前記力指向部材は、2つのリブを備えている、請求項15に記載の格納式筆記用具。
請求項17
各リブはガセットを備えている、請求項16に記載の格納式筆記用具。
請求項18
架橋部が前記2つのリブを接続している、請求項16に記載の格納式筆記用具。
請求項19
前記封止筒部の前記開口端部上に配置されたバルブ封止リングを備えた、請求項15に記載の格納式筆記用具。
請求項20
前記バルブ封止リングは、単一のショット成形工程で前記封止筒部と一体成形されている、請求項19に記載の格納式筆記用具。
請求項21
先端を有する筆記部材であり、前記筆記部材は筆記用具本体内に配置されている、筆記部材と、前記筆記用具本体内に配置された封止筒部であり、前記封止筒部は、前記先端を含む前記筆記部材の一部を取り囲み、前記封止筒部は開口端部を有している、封止筒部と、前記封止筒部の前記開口端部を選択的に封止するための蓋と、前記筆記用具本体と前記筆記部材との間に配置された移動機構であり、前記移動機構は、前記先端が前記封止筒部内に配置される収納位置と、前記先端が前記封止筒部の前記開口端部を通って前記封止筒部の外へ突出する伸長位置との間で前記筆記部材を移動させるように適合されている、移動機構と、前記蓋を前記移動機構に接続する接続手段であり、前記接続手段は、前記移動機構が生成する力の一部を前記蓋の片側全体にわたって分散し、それによって、前記蓋が前記封止筒部の前記開口端部を封止する閉鎖位置方向に前記蓋を付勢する、接続手段と、を備えた、格納式筆記用具であり、前記蓋は、前記蓋と前記接続手段との間で位置付けられ、それによって、前記封止筒部より遠位の蓋表面より上に前記接続手段の一部を持ち上げる1組のリブを含み、前記1組のリブは、前記接続手段からの力を、前記封止筒部より遠位の前記蓋表面の一部分全体にわたって分散し、これにより前記蓋が前記閉鎖位置にあるときの蓋の撓みを低減し、その結果インクの蒸発を低減する、格納式筆記用具。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
JP6530435B2|2019-06-12|摩擦部付き操作部、熱変色性筆記具及びボールペンレフィル
EP1618008B1|2012-01-11|Writing assembly in combination with an eraser assembly
EP1636048B1|2012-05-02|Retractable writing instrument
EP1866169B1|2013-05-08|Retractable writing utensil having an airtight valve
US4496258A|1985-01-29|Writing pen with space behind nib
KR20120127434A|2012-11-21|필기구
US7220073B2|2007-05-22|Slide-type writing instrument with a dry prevention unit
US7255507B2|2007-08-14|Capless retractable sealed marking instrument with forward chamber
CN103922022B|2018-08-10|带提升阀的水瓶
JP2007510565A|2007-04-26|複合筆記具
US7290955B2|2007-11-06|Bold-fine multiple width marking instrument
JP2005342524A|2005-12-15|物質を塗布するためのパッケージ及びアプリケータ装置
US5332326A|1994-07-26|Writing instrument
EP1564024B1|2013-11-06|Retractable writing material
MXPA06012860A|2007-02-15|FLUID DISPENSERS THAT HAVE A DOUBLE APPLICATOR ASSEMBLY, SEPARABLY CONNECTED.
US20060002757A1|2006-01-05|Airtight retractable writing device
US6981812B1|2006-01-03|Opening and closing device for capless retractable marker pen
US20080175648A1|2008-07-24|Valve made from two materials and writing utensil with retractable tip incorporating same
US7059796B2|2006-06-13|Self-sealing retractable writing instrument
AU2007244071B2|2011-03-17|Slide type writing tools having device for preventing dryness
US20100322697A1|2010-12-23|Capless Writing Instrument
KR101293138B1|2013-08-12|마름방지장치를 구비한 출몰식 필기구
KR20040010133A|2004-01-31|필기구
WO2004022360B1|2004-05-21|キャップレス筆記具
JP4746130B2|2011-08-10|乾き防止装置を備えたスライド式筆記具
同族专利:
公开号 | 公开日
MX2010010669A|2010-11-09|
EP2259931A1|2010-12-15|
WO2009120448A1|2009-10-01|
US20090245919A1|2009-10-01|
JP5562935B2|2014-07-30|
AU2009229142B2|2013-07-11|
AU2009229142A1|2009-10-01|
CN101980876A|2011-02-23|
US8226312B2|2012-07-24|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-02-28| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120227 |
2012-02-28| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120227 |
2013-06-17| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130617 |
2013-06-26| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
2013-09-26| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130925 |
2014-05-08| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2014-05-14| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140513 |
2014-06-19| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140611 |
2014-06-20| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5562935 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2017-06-13| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2018-06-20| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]